【Dorstenia lavrani(ドルステニア・ラブラニー)】
クワ科ドルステニア属の「ラブラニー」
ソマリア原産の塊根植物(コーデックス)です。
ラブラニーはドルステニア属の中でギガス、ジプソフィラに次いでの高級種ではないでしょうか。
ラブラニーの ‘姿’
葉痕が螺旋状に残る、濃い緑のカーボンの様な肌の幹。
光沢のあるフリル状の葉。
個人的な意見ではあるのですが、ラブラニーはドルステニア属の中で一番、気品が感じられるように思います。
花・種
花
ラブラニーも花はドルステニア特有の奇妙な形を咲かせます。
種
ラブラニーの最大の注意点は他のドルステニア属(フォエチダ)などと違い、一株では種をつけないということです。
さらに、2株あれば良いというわけではなく、♂と♀が必要となります。
ドルステニア属の中で雄雌があるのはラブラニーだけのようですね。
♂と♀の見分け方、、私は分かっていません…
おそらく花の中にある白い糸状の突起が雄しべなので、その様なものがあったら多分♂です。
唯一の救いは、挿し木でも増やせるということです。
ここはギガスと同じですね。
ラブラニーの適正環境
適温
ラブラニーは寒さに弱い品種です。
春〜秋の気温はさほど気にしなくても良いのですが、冬は注意が必要で気温が10度以下になる場合は室内で管理するのが安全です。
温室で管理する場合や、日中に陽に当てて鉢を温めておく場合であれば、10度以下(氷点下はNG)でも耐寒性が増し越冬が可能かもしれません。
水やり
春(芽吹き)– 葉が芽吹き始めたら、週に1回程度で水やりを開始
夏(成長期)– 成長期は多めに水を与えても良。毎日、または表土が乾いたら鉢の底から水が出るまで与える
秋(休眠前)– 気温が下がってきたら水やりの回数を減らす
冬(休眠期)– 葉が落ち始めえたら、水やりを止め断水気味に。冬の間でも晴れた暖かい日にごく少量の水を与えると根の枯死を防ぐことができる。
日当たり
ラブラニーは日当たりが良い明るい場所を好みます。
ただし、日が強すぎたり温度が高すぎたりすると、葉や幹が焼けて赤くなってしまったり爛れたりしてしまうので注意です。
植え替え
2〜3年に一度、植え替えは成長期前〜成長期前半の3月〜6月頃が適正。
ラブラニーの価格帯
大きさや形にもよりますが、ラブラニーは6,000円〜30,000円程度で手に入れることができると思います。
ですが、ヤフオクやメルカリ、多肉イベントで販売されているのはあまり見かけません。
美しく、希少なラブラニー、運良く見つけた際はぜひ手に入れて欲しいと思います!
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