◆Dorstenia gigas◆ドルステニア・ギガス【品種紹介】

ドルステニア属



【Dorstenia gigas(ドルステニア・ギガス)】

クワ科ドルステニア属の「ギガス

ドルステニアの王様とも言われ、イエメンのソコトラ島にのみ自生する希少な塊根植物(コーデックス)です。

「gigas」はラテン語で「巨大な」という意味があるそうで、現地では大木のように大きくなっている写真も見たことがあります。

 

国内ではその希少性や見た目の格好良さから大変人気のある種類です。

 

ギガスの ‘姿’

太い幹から無数に分頭し枝分かれした姿は非常に見応えがあり、人気だということがすごくわかります。

ちなみに上の画像は挿し木から育ったものです。挿し木でも幹が太ってくれるのはありがたいですね。

 

コチラは実生株。

不思議なことに実生株の方が挿し木より細長く育っています。

個体差があるのでしょうか。

 

ギガスの特徴

ギガスの特徴の一つとして「光沢のある楕円形の葉」があげられます。

美しいです。ギガスは力強い幹に加え、葉にもなにか威厳さを感じさせるものがあります。

 

は白っぽい表皮に緑色が透けたような色をしています。

幹の質感は他のドルステニア属の「Lav.10341」や「gypsophila(ジプソフィラ)」に似ている気がします。

 

花・種

ギガスはかなりの大株にならないと花芽をつけないようです。

実際に私が管理している株もまだ花芽を出しません。

ギガスも他のドルステニアと同じ様に自家受粉し種をつけると言われているんですが、「フォエチダ」のように簡単に種をつけてポンポン飛ばしてくれるというわけにはいかない様です…

 

花芽がなかなか出ないことや、種がつきにくいことが希少種と言われる所以では無いでしょうか。

 

ですが挿し木でも太く育つので、なかなか花芽が出ずにもどかしい思いをしているのであれば、挿し木にチャレンジしてみても良いかもしれません。

 

ギガスの適正環境

適温

ギガスは寒さに弱い品種です。

春〜秋の気温はさほど気にしなくても良いのですが、冬は注意が必要で気温が10度以下になる場合は室内で管理するのが安全です。

温室で管理する場合や、日中に陽に当てて鉢を温めておく場合であれば、10度以下(氷点下はNG)でも耐寒性が増し越冬が可能かもしれません。

 

水やり

春(芽吹き)– 葉が芽吹き始めたら、週に1回程度で水やりを開始

夏(成長期)– 成長期は多めに水を与えても良。毎日、または表土が乾いたら鉢の底から水が出るまで与える

秋(休眠前)– 気温が下がってきたら水やりの回数を減らす

冬(休眠期)– 葉が落ち始めえたら、水やりを止め断水気味に。冬の間でも晴れた暖かい日にごく少量の水を与えると根の枯死を防ぐことができる。

 

日当たり

ギガスは日当たりが良い明るい場所を好みます。

日当たりが良くない場所で管理すると幹が徒長する原因にもなるので、幹を太らせたい場合は日当たりの良い場所で管理すると良いかもしれません。

ただし、日が強すぎたり温度が高すぎたりすると、葉や幹が焼けて赤くなってしまったり爛れたりしてしまうので注意です。

 

植え替え

2〜3年に一回程度

植え替えは成長期前〜成長期前半の3月〜6月頃が適正。

 

ギガスの価格帯

ギガスの価格帯は小株で6,000円〜

大株になると15,000円〜、形の良いものになると10万円ほどの値がついているものもあります。

 

ギガスは非常に人気の種類です。人気がゆえに結構な価格もしますが、ぜひ手にしたいものです。

 

 

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