植物を育てている身として日々感じること、
「実生楽しい!」「交配楽しい!」「成長見るの楽しい!」
と、自分の手で交配し、結実したときの嬉しさ、その種を蒔いて発芽した時の嬉しさ、苗が成長していく過程の面白さがあります。
そして、小さな苗たちをどんな成熟した木にするのかある程度は自分の技術が必要になるのですが、それがまた面白い。
その上であることに気付きました。
実生は楽しい、更にその中でも植物によってゲーム性のあるものがあると…!
それがどんなものかというと、
形や色や斑などの要素を交配する親から引き継げる種類。
これは交配の時から、自分の好みのもの同士を掛け合わせたり、お互いが持っていない要素を掛け合わせたりと、作りたい形をある程度操作できるもので非常に面白い。
そしてそれがどんな種類かと言いますと、、
例えば、「ユーフォルビア・ホリダ」
一言でホリダといっても様々な色形があります。
襞が旋回するもの、しないもの。
全体の形が球体のもの、柱状のもの。
肌が白いもの、ゼブラ柄のもの。
棘が短いものや、強棘のもの。
などなど、他のユーフォルビアの種類を混ぜなくてもこれほどの個体差があります。
続いて「ユーフォルビア・バリダ」
バリダの特徴といえば、その花柄。花柄が幹に付いたまま残り続けます。
それにも個体差があり、花柄が長いものや短いもの。
太いものや細いもの。
分岐するもの、しないもの。
模様や形にいたっても、扁平なものや柱状のもの、球体なもの。
襞が旋回するもの、しないもの。
ボーダー柄が少し入るもの、真緑なもの。
といった様に千差万別。
私はまだあまり持っていないのですが「ユーフォルビア・オベサ」もなかなか面白そうです。
個人的にこのユーフォルビア3兄弟(勝手に呼んでいます笑)「ホリダ」「バリダ」「オベサ」はかなりゲーム性があり面白いと思っています。
続いて紹介するのは「ガステリア・臥牛」
臥牛は本当に色々な形があり、更に斑入りも存在するので、非常に面白いです。
錦(斑入り)
斑の入り方も様々で、霜降り状に入るものやツートンにハッキリ入るもの、ほぼ真っ黄色なものなど、あくまで好みの問題なのですが霜降り状で色がハッキリとしたものが価値が高いとされている。
軍配型
葉の先が行司の持つ軍配の様に凹んでいるもの、先が凹むので必然的に葉が短くなり、見栄えが良い。
ザラ肌
文字通り肌がザラザラしたもの。
白点
肌に白点が入るもの。白点の入り方も様々で面白い。
筋肉質
葉がボコッとし硬そうな感じ。筋肉質の個体は葉の端にエクボが入ることがある。
色、形、模様、質感、斑入り、というように本当に様々な個性があってかなり面白い植物です。
それも、臥牛は原種でこれほどの個体差が生まれるのも魅力の一つです。
原種には無い要素を加えたいなら、他のガステリア属とかけたあと、それをまた臥牛とかけて、またかけてを繰り返せば欲しかった要素を残したまま臥牛に戻せる可能性もあります(時間はかかりますが)
原種で面白さのある植物について語ってきましたが、ハイブリッドでも面白い植物は多々あります。
アロエの新しいハイブリッドを作ったり、見たこともない模様のビルベルギアなんかもいずれは作りたいと思っております。
他にも作り込みや、実生が面白い植物などをどんどん発掘していきたいですね。
↓よろしければクリックお願いいたします!
にほんブログ村
コメント