【Aloe maculata v.latifolia(アロエ・ラティフォリア)】
ユリ科アロエ属の「ラティフォリア」
v.latifoliaの「v.」とは「variant(バリアント)」の略称。
アロエ・マクラータのバリエーション「ラティフォリア」ということだと思います。
latifolia(ラティフォリア)とはラテン語の「lata(幅広)」と「folia(葉)」という意味が合わさって「latifolia」「幅広の葉」という意味になります。
肉厚の葉と枯れ込んだ葉のコントラストが非常に美しく、盆栽的な魅力があるアロエです。
ラティフォリアの ‘姿’
幅広い肉厚の葉の先端が枯れ込んだ姿が渋いです!
所謂「現地の姿」というのでしょうか枯れ込んだ姿が非常に美しいのです。
直射日光下で管理することにより、身を守ろうとするのか葉先が枯れ込んだ姿にすることができます。
葉先だけでなく、枯れてカリカリになった葉が根本に残った姿になるとより渋さが増します。
花・種(増やし方)
花は株が結構な大きさにならないと咲かない傾向にあると思います。
最低2株(別クローン)の花が咲けば交配は容易で、筆か何を花の中に入れ花粉が付いたら別の株の花の中に同様に筆を入れ、花粉が雌しべに付けば交配が完了します。
しかし、この方法ですと別クローンの大株が最低2株以上必要な上、種を採取し実生する手間があるので、ただ単に増やしたいのであればこの方法はオススメしません。
増やし方
ラティフォリアは多数のアロエと同様に小株を吹きます。
ですので、植え替えと同時に小株を外し、別の鉢に移して管理すれば形良く育ってくれるので実生するよりも容易に増やすことができます。
ラティフォリアの適正環境
適温
ラティフォリアは春〜秋にかけてが成長期になります。
15℃〜30℃弱であれば元気よく成長してくれると思います。
耐寒性もあり冬でも断水気味に管理することで、氷点下でなければ越冬できます。
水やり
春〜秋(成長期)– 表土が完全に乾いたら鉢の底から水が出るまで水やり
冬(休眠期)– 気温が15℃以下になってきたら水やりを控え、冬には断水気味にする
アロエは葉に水分を蓄えることができるので成長期でも少々水やりを怠ったぐらいでは枯れません。
むしろ、水のやりすぎで根腐れを起こすこともあります。育成環境にもよりますが、成長期の水やりの目安は1週間に一回ぐらいで良いと思います。
日当たり
ラティフォリアは直射日光に当てることで葉先が枯れ込み、魅力的な姿になります。
年間を通して日当たりの良い場所で管理するとよいでしょう。
植え替え
植え替えは2〜3年に一度、成長期前の3月〜6月ごろが適正。
ですが、冬の寒い時期以外は植え替えを行なっても問題ないと思います。
ラティフォリアの価格帯
ラティフォリアを魅力的な姿にするためには多少の作り込みが必要なため、価格は少し高めになっている傾向にあります。
株の大きさや形、作り込み具合にもよりますが、3,000円〜30,000円ぐらいで手に入れることができると思います。
小さい株であれば3,000円〜、
大きな株(葉渡り20cmくらい)のもので6,000円〜
さらに形が良く作り込まれているものになると10,000〜30,000円
といったところだと思います。
あくまで目安ですので参考程度に留めてください。
「アロエ・ラティフォリア」とても魅力的な植物だと思います。
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