ペラルゴニウムと言えば
塊根種のPelargonium tristeや塊茎種のPelargonium carnosum
が有名かと思います。
他にも魅力的な種が沢山ある上にペラルゴニウムは花も綺麗なんです。
今回はそんなペラルゴニウムの花を一部ではありますが紹介します。
冬型のペラルゴニウムは休眠前の春に花を咲かせます。
私の知る限りでは、まず雄しべがあり、その後で雌蕊が迫り出してきます。そのためかいくつかの種では自家受粉するようです。
Pelargonium echinatum
一番早く最多のはペラルゴニウム・エキナツム
こちらは年明け前の12月下旬に咲きました。
しかし、それは何らかの間違いで、と言うより偶然12月に開花の条件が揃ってしまったのか通常はこの時期に咲かないと思われます。
実際に同じ株では5月にもっと多い数の花が咲きました。
こちらは別の個体の花。ピンク色です。
調べると、ピンクの花の個体も存在するようですね。
満開になるととても美しい。
あまり知名度の無いエキナツムですが認知されれば人気種になりそうです。
Pelargonium mollicomum
ペラルゴニウム・モリコマムは1月下旬に咲きました。そして6月現在、未だに花芽を上げ咲いています(笑)
塊根種のモリコマムも認知度が上がれば人気が出そうです。
Pelargonium dolomiticum
ペラルゴニウム・ドロミチカムは2月上旬〜5月上旬まで花芽を上げ咲いていました。
透明感のある薄いピンク色の花が綺麗です。
ドロミチカムは塊根は作らず茎ができるペラルゴニウム。
茎と言ってもカルノーサムのような塊茎ではなくどちらかと言えば強健な草というイメージが強い。作り込めば格好良くなるかも。
Pelargonium elongatum
ペラルゴニウム・エロンガツムは2月上旬から4月下旬まで咲いていました。
クリーム色の小さな花。
エロンガツムは塊根も塊茎も(おそらく)作らない種。
葉の模様が綺麗ですが、ゼラニウムに近いのかな?と思います。
Pelargonium exhibens
ペラルゴニウム・エキシベンスは2月上旬から5月下旬まで咲いていました。
白い花びらにワイン色の筋が入る、前記したモリコマムに近い見た目をしています。
エキシベンスは塊根を作るタイプのペラルゴニウム。まだ播種して1年目ですが塊根がどのぐらいいまで大きくなるのか楽しみです。トリステのようながっしりした塊根ができてくれたら嬉しいのですが。
Pelargonium carnosum
ペラルゴニウム・カルノーサムは3月上旬から個体によっては6月現在も1~2個咲いています。が葉はほぼ枯れてもう休眠に入りかけています。
白く小さい花が可愛らしいです。
カルノーサムは塊茎タイプのペラルゴニウム。
時間をかけて大きくすると非常に見応えのある姿になります。
Pelargonium arternans
ペラルゴニウム・アルテルナンスは3月上旬から6月現在も少し咲いている個体もあります。
もう、完全に葉を落とし休眠している個体もあるので、個体差が多いようです。
アルテルナンスは塊茎タイプのペラルゴニウム。
ふわふわの葉と無数に分岐する幹が特徴で多肉盆栽的な風情を楽しめることができるなかなか面白い種です。
Pelargonium appendiculatum
ペラルゴニウム・アッペンディクラツムは4月中旬にいっせいに咲いて、5月下旬にほとんどの花が落ちました。それと同時に休眠にも入ったようです。
アッペンディクラツムは塊根タイプのペラルゴニウム。
丸々と太る塊根から展開するふわふわの葉のギャップが魅力的な種。
Pelargonium lobatum
ペラルゴニウム・ロバツムは4月上旬から5月上旬まで咲いていました。
花の色は個体差があるようでもっと真っ黒な花もあるようです。
ロバツムはトリステと同じような塊根種。
Pelargonium triandrum
ペラルゴニウム・トリアンドラムは5月上旬に葉が全て枯れ落ちた後に花芽を上げて咲きました。
クリーム色の花びらと長く伸びた雄蕊が特徴的。
トリアンドラムは小さめの塊根を作るタイプのペラルゴニウム。
Pelargonium rapaceum
ペラルゴニウム・ラパセウムはうちにあるペラルゴの中で最後となる6月上旬に咲きました。
咲き始めは下4枚の花びらが雄蕊を囲むような形状をしています。
ラパセウム塊根タイプのペラルゴニウム。
根本の球根のような塊根から繊細な葉を伸ばします。
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